9月第3週土曜日(9/21)一年前の10月より開始しました茅葺き民家(通称:カタブキ民家)ワークショップがいよいよ最終回を迎えることと成りました。
外部下屋の瓦葺きワークショップを予定しておりましたが、本職の屋根瓦葺き職人さんのスケジュールが合わず、また生憎の雨模様と成り、内部の土間の埋戻し作業と、木部古色塗装(柿渋塗り:ベンガラ+柿渋)を施しました。





一年間、毎月2回のペースでワークショップを開催、プロの領域の仕事は不可能ですが… ボランティアで出来るメニューに限定してでしたが、古民家の再生される工程が実体験出来たと思います。
ワークショップでは、スケルトンリフォームで主に外部周りの土壁塗り(竹小舞下地から)屋根野地板取替え、現状家財放置状況からの整理片付…煤で真っ黒になりながらの片付・お宝探しと…普通では体験できないワークショップメニューを多くの方に体験していただき、やっとここまで進みました。外部の仕上げ工程は本職さん達が仕上げていきます。
外部が仕上がれば、築100年超前の姿に近いこの茅葺き民家が出現します。この姿を見て購入したいと考えて頂ける方が早く見つかると幸いです。
カタブキ民家のワークショップも今回(第322回)で終了といたします。
若匠(若手の職人グループ)を先頭に、多くのボランティアの皆様のお力添えを頂いたお陰で一般の方々に公開披露することが出来るように成りました。 大変ありがとうございました、またご苦労さまでした。
12月15日(日)<案> 一般公開内覧会を計画しております。 詳細は後日ご案内致します。
尚、町屋研・古民家再生PJも延322回のワークショップを開催してまいりました。十数年間に渡り延2800人を超えるボランティアの方々の参加を頂き今日を迎えることと成りました。
今後、新たな多面的な視点に立ち、社会貢献を果たすことに努力してまいります。
尚、次の新たなステップへ進むための準備期間が不可欠であり、暫く従前の古民家再生PJ・ワークショップは休止とさせて頂きます。
町屋研ボランティア事業部会 酒井吉一(sakai.arc@gaia.eonet.ne.jp)
- 関連記事
-