一週間遅れの書込みとなりました。
5月第3週目土曜日、前回は南矢代の茅葺き民家から城下町へ変更しましたので、1ヶ月振りにこの茅葺き民家へと戻りました。
スタッフ共で9名で…作業開始です。
上部構造の片付け清掃と順次下層階へ…。1階和室廻りの床組解体を行っています。
床下状況がどの様な状況か…把握して修理方針が固まっていきます。


口の間は床根太が修理されていて、未だ健全な状態です。次の間は奥の間と同様に修理が施されて相当年数を経ており腐朽劣化で解体撤去です。

和室の畳の始末も厄介なものです。
処分は畳だけで分別廃棄処分をしなければなりません。バラバラにして可燃物で処分すれば持込みやすいですが… バラバラにする手間が掛かり大変です。畑で腐らし自然へ返す事もできますが…

床下の土の中へ壷が埋めてありました。壷の口だけ覗いており… 何かお宝でも?? 皆さん興味津々!
掘り出してみると、丹波立杭焼の壷で… 果たして中には?? しかし残念!空っぽでした。


床下のゴミなども綺麗に整理して頂き、これで床下の構造状況がはっきりと見ることが出来、次回以降で修理方針を固めつつ少し専門的な準備を進めていく予定です。
今日も最後まで… 埃っぽい作業でしたが要領よく捗り、綺麗になりました。皆様ご苦労様でした。
いつもの通り、最後は今日の集合写真撮影です。早引き参加者は写せなくてすみません。
次回の予定
日時 : 6月2日(土) 10:00~16:00
場所 : 南矢代の茅葺き民家
内容 : 建物全体の不同沈下状況の確認、また傾斜等の確認作業。(機械的に計測確認など、専門的な作業内容を体験、実施して頂きます。 また構造補強等進めるための資材等の調達準備も併行して行います。
尚、作業メニューは変更する場合がありますのでご承知下さい。
参加希望の有る方は、NPO町屋研ボランティア担当窓口 酒井吉一迄申込み下さい。