もうまさに壊される運命の茅葺き民家… 何とか残すことは出来ないか!!
片付け整理ワークショップです。スタッフ共で14名が集まりました。
皆さん、現場見て… 「えっ??」 これが?? … 戻る!??
そんな驚きの声が飛び交います。
このような情景には見慣れている私達スタッフでも… 暫し「う~ん??」
腰が引ける感じも… しかし、ワクワク感も沸々と!

内部は屋根が抜けて雨漏りでかなり腐朽が進んでいる状態…
床廻りは相当なもの!完全に腐朽してて、すぐにボロボロ状態になります。
床組全滅! アライグマの糞だらけです。
皆さん、残されている家財など全て外へ運び出しています。
残すもの、廃棄するものなどなど… 仕分けが行われます。



お宝探しのようで、楽しい時間です。
小屋裏にも何か… 木箱が数個あります。さてさて何が出てくるか?な。

皆さんの頑張りで予定より早く屋内の片付けが進みました。
朝一番の門先の状態から… 家財など山のようになった終了時の門先です。

計画の基本となる現状の建物の形、平面取りが必要です。
劣化部分を壊しながら一時補強を進めていますが、現状が分からなくなっていきます
ので現況の平面取りを関西学院大で建築専攻している学生が2人参加してくれてい
ましたので、演習を兼ねて現況平面取りをしてもらいました。
座学だけでは中々このような古民家の現況起こしは分からないのではと思います。
平面取りは出来ました、仮の参考寸法を入れて大きさの検証です。
野帳作りはまだまだ先があります。詳細な実測作業… 軸組起し、採寸等再生への
基礎情報の整理が必要です。
また連続で参加してくれると… この辺りのノウハウを教えたいと思います。
最後の記念撮影です。 いい汗をかいた後のいい顔です。
暑い中ご苦労様でした。
次回の予定
日時 : 7月1日(土) 10:00~16:00
場所 : 城下町のお徒士町、岩茶房ことりさんの予定
内容 : 外構、塀の壁修理ワークショップ
茅葺き民家へは壁塗り後予定で組入れていく予定です。
参加希望の方は、町屋研ボランティア担当窓口 酒井(吉)迄申込み下さい。