先ずは、今回の熊本地震で被災されました皆様方にお見舞い申し上げます。
昨年末押し詰まった19日、今回の外構・竹柵造りワークショップに使用する
真竹伐採から… 4ヶ月振りに茅葺きの宿「森の風土」へ戻ってきました。
前日の雨模様から好天気へと… 予報では明日は大荒れになるとか…
合間のグッドタイミングでの活動です。 スタッフ共で12名の参加です。

裏庭の垣根スペースの片付けからスタート。

先ずは、垣根の位置決めで概略の縄張りを進めます。
ポイントに仮杭を打ち込みます。 小規模でDIYでプロが使用する道具が無くてもセルフで可能な進め方を教えていきます。体験することで…体で覚えることで忘れないやり方を伝授!
大きくても小さくても基本は同じ… 仮設で水盛り遣り方から始めます。

フェンス用基礎(Box)を埋込設置しますが、先ず基準となるレベル(水平高さ)出しからです。プロ仕様の機器を持って来れば簡単ですが、セルフビルドにはそのような物はありません。そこで古来からの水盛の方法を体験します。
透明のチューブとバケツがあれば出来ます(小規模範囲)。バケツに水を張りチューブの片方を水の中へ漬けます。バケツの水がチューブを通り下方へ流れ出ます。流れ出ない高さまでチューブの端を持ち上げますと、バケツの中の水の水位と同じ高さで止まっています。この高さを遣り方杭へ移していきます。 原理は簡単ですが、正確なレベルが出せますので、どこでも活用できて便利です。
水貫を打ち付け、水糸を張り位置決めをして、且つ据付高さも確認して、いよいよつぼ掘り開始!

顔なじみの子供さん達、スコップで穴掘りです。
基礎が納まり、垣根「鉄砲垣」をイメージして先ずは親柱から所定の位置、高さへと固定していきます。
貫材で親柱相互間を固定、補強用の仮筋違など留めつけて一応の下準備は完了です。

やはり楽しいのはお昼ご飯ですね~ 近くの販売所で弁当を仕入れます。
最後には集合写真の撮影です、東京単身赴任のH さん家族は一足先に帰宅ということで撮影時には…。
規模が小さくてもきちんと手順を踏んで進めれば楽にセルフビルドで取り組めると思います。書き忘れましたが、現場で直角(90度)を出したい時の簡易的な三角定規造りも伝授。理屈抜きで3:4:5の比率で三角形の定規を作ると簡単に現場で直角が出せます。大いに役立ちますよ~。
次回の予定
日時 : 5月7日(土) 10:00~16:00
場所 : 茅葺きの宿「森の風土」森田さん
内容 : 垣根の仕上げ、下準備等
参加希望の方は案内窓口酒井吉一迄 申し込み下さい。