秋も深まり、朝夕は肌寒い季節となりました。
されど… 今年はなぜか暖かくて季節感が身体的にマッチしないような。
今回から、屋内和室壁塗り工程に入ります。 床板フローリング、腰板張り工程も残工程僅かですが仕上げにかかっています。

先ず、左官壁塗り工程で講師はいつもの「若匠」グループ、奥村左官店・奥村左官さんです。既存壁の古い綿壁仕上げの部位を新たに土壁で仕上げ直します。既存の仕上げをめくり取り、新たに中塗り土での仕上げ仕舞いとします。剥離材を塗布…浮いたところをヘラなどで取っていく作業工程。 作業工程の説明を聞き、早速実践です。


初心者の方には、鏝の使い方、要領など… 丁寧に実践して見せてから教えていきます。
床板フローリング張りもオーナー様ご家族でワークショップ開催日以外でもコツコツと進めておられます。 トイレの腰板張りも入り隅部位や、設備の取り出し口の穴あけ… 結構手間が掛かります。
プロの大工さんがここも丁寧に…

剥離剤を水で溶くと… ゼリー状になりました。 それを既存仕上げ部位へ鏝で塗っていきます、適度に仕上げが湿ったところを見計らいながらヘラなどで擦り取っていきます。 いとも簡単にめくれ取れます。こりゃ~簡単!!


仕上げ工程へ入ります。 土と石灰、砂と藁を練り合わせて…先程の既存壁下地へ刷毛で少し水湿しを施し、塗っていきます。
いつもの中塗り土だけよりも石灰等はいっているので、粘い感じで、仕上り感も白っぽく成るそうです。壁面への塗付けは2回塗りとなります、ロの字の筆順のごとく四隅から…塗っていきます。
ボランティアの皆さん… 薄塗りなので四苦八苦。



予定の工程まで完了させることが出来ませんでしたが、今日の部位は仕上げ塗り完結しなければなりません。最後はプロの奥村さんが手直し…して流石と思わされる仕上げ感へと…。
次回の予定
11月21日(土) 10:00~16:00
左官壁塗り・仕上げ工程です。
寒くなりますが、壁塗り体験へ是非ご参加下さい。
参加希望の方は案内窓口酒井吉一迄申込み下さい。