2月の節分前… 何か今年は雪が降らないですね。もっと寒いはずなんだけど…
そんなボランティア活動日、宵からの雨も止み屋根仕事もできるようです。定刻にはゾロゾロ馴染みの顔ぶれが集まって来ました。スタッフ共で17名の参加者があり現場が狭いくらいです。
今日の講座は、大工道具を主にしたプロの大工さんの道具論を… ボランティアの方が持込んだ大工道具をネタにして、その手入れの状態や手入れの仕方、道具(今回は手鉋をネタにして)は毎日の気温・湿気など微妙に影響し、調子が変わる。それを読み取り微調整しながら最適な状態で使用する、それがプロ。
金槌・げんのう(金槌の重い大きい物)なども自分なりの使い方に合せ改良を加える。良い道具がいい仕事をするということが出来るのではないでしょうか。

道具論!!皆さん興味津々。午後一番にプロの道具(鉋類、金槌etc)をネタに第二弾!を
作業も進めなくては… 現場横付けのダンプには屋根葺き用に屋根土が乗っています。古瓦も400枚程準備されていてウナギの寝床と言われる奥深い位置にある建物近くまで人力で運び込みます。
ボランティアの皆さん汚れ作業も何のその!瓦も数枚毎抱えて運び込みます。大勢で作業が進められてあっという間に完了です。リフトで瓦を揚げたり… 結構危険な作業です。滅多に体験できない作業ですね。

午後一番の講座の続きです! プロは鉋でも使う用途に応じた鉋を数種類持っています。
その一部を見せて頂き手で触らせて貰っています。平鉋にも粗しこ・中しこ・仕上げ(間違っていたらすみません)と削る段階に応じて鉋を変えて行き、ツルツルの鉋面に仕上げるという。

プロの道具で実演です! 鉋刃の微妙な調整で削れる鉋屑(屑というより◯◯μ単位の傑作品)が全然違うものが出る。粗~仕上げと削る… 出る鉋屑の厚みも違う!
皆さん鉋掛けの体験です! プロの道具を借りての体験は先ず出来ないでしょうね。プロが簡単に貸してくれないでしょう。 皆さん道具は一流でも… 簡単には削れません。それは当然です、プロでも何年と経験を積んでこその技ですから。 身体全体の体重移動など鉋掛けのコツを教わりました。

大工作業工程で、土台の据付作業です。所定の柱間にアンカ-ボルトで固定します、アンカ-ボルトの位置を土台へヒカリ(写し)ボルト穴を開けます。ドリルで穴を開けますが、微妙にズレると納まりません。全てが簡単に上手くいくとなると… (現実は上手くいかない!)プロの面目が!
この現場は5月完成予定で進んでいますが、これから仕上げ工程とかに入っていきます。目に見えて仕上がっていきますので楽しくなりますよ。
次回の予定
日時 2月16日(土)10:00~16:00
場所 旧ポ-ラ店舗町屋
作業予定 大工作業 変更の場合もあります。
ご参加希望の方は案内窓口 酒井まで。